【7月10・11日開催】サービス業部会視察研修 商業都市大阪視察研修報告
2016年7月15日(金)08時37分
サービス業部会では7月10日(日)から11日(月)にかけて、大阪へ視察研修を行いました。
今回はNHKドラマ「あさが来た」関連の展示を中心として各所を訪問しました。
1日目は大阪市阿倍野区に立地する超高層ビル「あべのハルカス」を訪問。
こちらは2010年1月9日に着工され、2014年3月7日に全面開業しました。
地上60階建て、高さ300mで、日本で最も高い超高層ビルです。
16階から展望台まで上がるエレベーターは非常に早く、参加者からも驚きの声が上がっていました。
2日目は最初に大阪商工会議所へ行き、初代会頭 五代友厚の像を見学。そして若宮商工稲荷を参拝し商売繁盛を祈願しました。
五代友厚とは大阪商法会議所(現在の大阪商工会議所)を設立し、初代会頭に就任した人物で、「西の五代、東の渋沢」と称されるほどの実業家で、大阪の経済を盛り上げた人物です。
続いて、大同生命保険株式会社大阪本社に伺って、特別展示「大同生命の源流“加島屋と広岡浅子”」を見学しました。
現在、大同生命保険の本社ビルが建っている場所は、広岡浅子が嫁いだ大阪の両替屋「加島屋」が店を構えていた場所です。
大同生命が保管する大阪の豪商「加島屋」の資料に基づいて「天下の台所」大阪の米ビジネス等についての紹介と、「加島屋」を経営難から立て直し、大同生命を興し、女子教育に力を注ぎ日本女子大学校の創立にも関わった広岡浅子の生涯を担当者から説明していただきました。
広岡浅子とは明治を代表する女性実業家であり、豪気・英明な天性から「一代の女傑」と称えられ、NHKのドラマ「あさが来た」の主人公 白岡あさのモデルとなった人物です。
その後、日本銀行大阪支店を訪問しました。
現在、日本銀行大阪支店旧館が建っている場所は、かつて五代友厚が別邸を構えていた場所です。
担当者から現在の日本銀行の業務の説明を受け、実際に現場を見学しました。
業務フロアには柱がなく、セキュリティのために柱を設けない建築としているとのことでした。
また、偽造防止技術に関する説明を聞き、自分の持っている紙幣で実際に確かめました。
そして明治時代に建てられた旧館(記念室・階段室)を見学しました。