特定外来生物「ヒアリ」の発見に係る注意喚起について
2017年7月21日(金)05時00分
平成29年7月12日
県内事業者 各位
愛知県環境部
特定外来生物「ヒアリ」の発見に係る注意喚起について
日頃から、本県の環境行政について、御理解、御協力を賜りお礼申し上げます。
さて、本県において、去る6月30日に名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナルで 特定外来生物である「ヒアリ」が確認されました。そして、7月10日に春日井市内の事業者の倉庫において内陸部で国内初となる「ヒアリ」が確認されました。
「ヒアリ」は、攻撃性が強く、刺された場合、体質によってはアナフィラキシー・ショック(重度の即時型のアレルギー反応)を起こすおそれがあるなど人体にとって危険な生物であり、早期発見、早期駆除により定着前に根絶を図ることが極めて重要です。
この「ヒアリ」は、南米原産ですが、北米や中国、フィリピン、台湾等に侵入・定着しているため、こうした国から発出されるコンテナに付着して、あるいはコンテナ内に潜んで、日本に侵入をしてきております。
現在、県内主要港湾において、緊急調査、ベイト剤(殺虫餌)の設置等、水際での侵入防止対策を行っておりますが、今回発生した春日市内の事案では、コンテナで輸送された物品に「ヒアリ」が付着して、荷主である事業者の倉庫内に侵入したということから、コンテナの開封、荷卸しの際の検査を徹底していくことが必要になっております。
つきましては、事業者の皆様方に、こうした状況を御理解いただきますとともに、コンテナからの荷卸しの際に下記事項に御注意をいただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
記
1 事業活動において、海外からコンテナで輸送された物品の積卸しの際に、積み荷等にアリが付着していないか確認してください。
2 ヒアリと疑わしき個体が確認された際は、殺虫剤等で捕殺した上で、その画像や個体を愛知県環境部自然環境課まで送付願います。
(ヒアリの特徴)
・赤っぽくツヤツヤしている。腹部の色は暗め。
・働きアリの大きさは、2.5mm~6.5mm
3 「ヒアリ」の特徴、見分け方、刺された場合の対応、本県の記者発表資料等の最新情報は、次の愛知県Webページ(トップページの緊急情報)に掲載しておりますので、御確認いただきますようお願いいたします。
愛知県Webページ「特定外来生物『ヒアリ』について」
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/shizen/solenopsis-invicta.html
担当 自然環境課
野生生物・鳥獣グループ 石原・八木
電話 052-954-6230(ダイヤルイン)
FAX 052-963-3526
住所 460-8501
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